日本の建具文化を
現代の暮らしの
スタンダードに

安達建具株式会社は、1935 年から80 年以上続く茨城県小美玉市の老舗の建具屋です。
木製建具(扉・組子・襖・障子など)、造作家具、組子の製作やオリジナル木製建具製品の販売を行っており、新築住宅からリフォーム、古民家再生事業、公共施設まで幅広いプロジェクトに取り組んでいます。
私たちは、高品質な木材と熟練の職人技術を活かし、現代の住宅に伝統的な木製建具を組み合わせた空間を提案することで、多くの人々に建具の良さを知っていただき、日本の建具文化を現代の暮らしの再スタンダードにすることを目指しています。

ニュースNews

  • 2025年01月08日 テレビ出演のお知らせ

    安達建具株式会社が、テレビ東京の人気番組「世界!ニッポン行きたい人応援団」に登場します。
    日本の伝統建具に強い関心を持つアメリカ人男性が、私たちの工房を訪れ、職人の技術を間近で体験。番組では、障子やいばらき組子を通して伝統の美しさや技術の奥深さが映し出されます。 また、放送内では小美玉市ならではの魅力も紹介される予定。伝統と地域の温かさに触れるひとときを、ぜひご覧ください。 ◎放送情報
    放送局:テレビ東京(7チャンネル)
    放送日時:1月20日(月)20:00~ https://www.tv-tokyo.co.jp/nipponikitaihito
  • 2024年10月01日 ホームページリニューアルのお知らせ

    このたび、ホームページをリニューアルいたしました。

    新しいホームページでは、私たちが大切にする「正しく古いものとして、永く受け継がれる建具を造る」という想いや、私たちが提供する価値や理念を皆様にお届けします。デザイン面や視覚的な表現を通じ、より親しみやすく、直感的にご覧いただける構成を目指しました。

    今回のリニューアルにより、私たちのものづくりに込められたこだわりを、より深く感じていただければ幸いです。今後とも安達建具株式会社をどうぞよろしくお願い申し上げます。
  • 2024年10月01日 ECサイト「KUMITAS」オープンのお知らせ

    このたび、組子ブランド「KUMITAS」を新たに立ち上げ、ECサイトをオープンいたしました。

    伝統の技を活かした小物やインテリアをお届けします。
    ぜひ「KUMITAS」で、私たちの手仕事の温もりとデザインをお楽しみください。
    今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます。
  • 2024年10月01日 安達建具株式会社 ロゴ刷新のお知らせ

    この度、私たち安達建具株式会社では、新たなロゴデザインを採用することとなりました。

    新しいロゴは、「ADACHI」のAとDを取り入れながら、一筆書きのような柔らかな曲線と直線を組み合わせたデザインです。木製建具が持つしなやかさと、隙間なく納まる精巧さを表現しており、建具づくりにおいて私たちが大切にしている、細部へのこだわりや正確さを表現しています。

    このロゴの刷新を機に、さらに高品質な建具をお届けできるよう、一層の努力を重ねてまいります。今後とも変わらぬご支援を賜りますようお願い申し上げます。

建具についてAbout architectural joinery

建具とは、建築物の内部空間を区切るために使用される可動式の仕切りや扉のことを指します。
日本の伝統的な建具には、障子、襖、格子戸などがあります。これらは木や紙などの自然素材を使って作られることが多く、室内の光や風の調整、プライバシーの確保、美観の向上など多くの機能を持っています。
また、職人の技術が反映された美しいデザインが多く、日本の伝統文化や美意識を象徴する重要な要素となっています。これらの建具は、室内の空間を柔軟に区切ると同時に、美しいデザインと実用性を兼ね備えた、日本独自の伝統文化です。現代でも、その美しさと機能性から多くの建築に取り入れられています。

様々な建具たちVarious types of joinery

引き戸

ドアの前後にスペースを取らず、開閉がスムーズなデザインが特徴。
ドアノブをひねる必要がないため、開閉の動作が簡単です。上下の溝に沿って動くオーソドックスなタイプは和室によく見られます。
また、戸車を使って下のレールでスムーズに開閉するタイプや、専用のパーツで上から吊るすことで、指を挟むことなく静かに閉まる安全設計の引き戸もあります。

開き戸

ヒンジで固定され、前後に開閉するオーソドックスなタイプ。
開く方向に空間が必要ですが、左右のスペースは不要です。室内ドアとして最も一般的であり、引き戸に比べて気密性が高いため、玄関ドアとしても適しています。 ヒンジを見せない「隠し丁番」で意匠性を高めたり、様々な素材やデザインのドアハンドルを取り入れることで、建具全体の印象が変わります。

フラッシュ戸

木の芯材に合板などの表面材を接着した建具で、引き戸にも開き戸にも多く採用されるポピュラーな工法です。
見た目はシンプルでフラットなデザインが特徴で、シナやタモ、チェリー、ウォールナットなどさまざまな 表面材で無垢の質感を手軽に楽しめ、モダンなインテリアにも調和します。 建具の側面に別の素材を使ってアクセントを加えることもできます。

建具で変わる景色The scenery changes with the joinery

正しく古いものとして、
永く受け継がれる建具を造る

私たちが追求しているのは、単なる『家の一部』ではなく、納まる空間の最後の美のピースでありたいと思っています。

伝統の中にある美しさ、手仕事の温もり、そして木材の優しい質感。
古くから伝わってきた伝統美を現代の住空間に合わせることで、時代を超えて受け継がれた美の空間が生まれます。
それはドアや仕切りといった機能を超え、空間に命を吹き込み、そこに住まう人に安らぎをもたらす存在です。

正しく丁寧に造られた建具は、時が経つほどに新たな魅力を放ち、100年先まで新しさを感じる建具となります。
私たちは、時を超えて愛される「正しく古い」建具をお届けします。

モダン住宅に調和する
木製建具

最近ではモダン住宅に木製建具や組子を使うことが多く見られ人気が高まっています。
これは、木製建具や組子がモダンデザインとの相性が良く、ぬくもりや自然の風合いを加えることができるためです。木製建具はその個々の模様や質感によって独自の魅力を持ち、部屋全体を凛とした空間に様変わりすることができます。

組子も同様に、モダンな住宅にアクセントを加える素敵な要素として人気があります。組子は、その伝統的な幾何学模様のデザインや光の効果を活かして、空間に深みや奥行きを与えることができます。さらに、組子は光を拡散させる効果があり、照明の美しさを引き立てる役割も果たします。

このように、木製建具や組子はモダンな住宅において、デザインのアクセントとしてだけでなく、機能性やぬくもりをもたらす要素としても人気が高まっています。

木製建具を活用することでの
環境と心理効果

木製建具は天然木であり、そのぬくもりや質感は人々に安らぎをもたらします。ストレスを軽減し、リラックスした環境を提供する効果があります。都市生活や忙しい日常からの自然への回帰、精神的な健康を向上させる効果もございます。

また、木製建具は再生可能な資源であり、環境への負荷が比較的低いとされています。そのため、木製建具を使用することは、環境への配慮や持続可能性への取り組みの一環となります。また、木材は二酸化炭素を吸収し、大気中の炭素を減少させる効果もあります。

これらの要素から、木製建具は心理的な安定や安らぎを提供するだけでなく、環境への配慮や持続可能性への取り組みをサポートする役割も果たします。